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平成28年度グローバル人材育成プログラム海外研修 「Study in the USA Seattle組」 現地レポート(2)

2017.03.15

報告者:数理情報工学科 古市昌一(教授)

シアトルに到着してホストファミリーに分宿するところまでレポートした前号に続き、本号では今回2週間の研修を受けるELS語学センターでの授業の様子をレポートします。

2017年3月6日(月)、学生たちは各ホストファミリーから各自バスでELSまで向かった。初日の集合時間は午前8:15、近い学生は約30分、遠い学生は1時間半かけて通うので、生産工学部の1限目の講義に出るよりも早く家を出た学生が多かったことであろう。
ELSはダウンタウンから坂を10分程登ったキャピタルヒルの一角にある小さな語学学校だ。学生数は季節によって異なるが、約70人から最大でも100人である。国籍はまちまちで、教室の中でお互い自己紹介したときにわかっただけでも、サウジアラビア、コロンビア、ブラジル、メキシコ、韓国、中国、そして日本人等である。別のクラスにはコンゴの学生もいたらしい。英語を学びにきているのは全員の共通目的であるが、米国の大学または大学院へ進学するための準備として来ている学生がとても多いようである。

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キャピタルヒルの一角にあるELS Language Center

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ELSの入り口

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ELSのロビーに集合中の日本大学生産工学部学生

初日は、この週から始まる新しいクラス全員に対して、Eugene先生から全体のオリエンテーションが行われた。7カ国から集まった学生は英語レベルがバラバラなはずなのに、Eugene先生の英語はそんなことに容赦しないスピードであったが、適時個別に確認し、さらに繰り返し同じことを話し、そしてホワイトボードに板書するので、おそらく全員一つも聞き漏らすことなく聴き取れたのではないかと思われる。授業時間は1コマが50分、我々の集中力が持続する適切な時間である。日本大学の学生達は、午前中の4コマの授業を2週間これから受ける。教室内の机の配置は写真からわかる通りコの字型。先生が真ん中に立ってウロウロしながらの講義形式は、総ての生徒との距離が近くてとても良い感じだ。

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Eugene先生による全体オリエンテーション

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ELSでのクラススケジュール

オリエンテーションが終わると、早速プレースメントテストが実施された。Listening、 Writing、 Grammar、 Speakingの試験を受けた後学生は全員LTC室へ移動し、緊張をストレッチでほぐした後、成績評価方法とホストファミリーでの過ごし方に関してオリエンテーションを受け、初日は終了した。

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プレースメントテストでの緊張をLTC室でほぐし中

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Brenda先生による評価方法に関するオリエンテーション

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Kelsey先生によるオリエンテーション

2017年3月7日(火)朝は、昨日実施したプレースメントテストに基づくクラス分け発表から始まった。日本大学生産工学部の13人の学生は、初級クラス1つ、中級クラス3つに分かれた。報告者は中級クラスのミドルレベルに入って一緒に授業を受けた。1時間目はScott先生によるInside Listening & Speakingの授業。初日は先生の出身地カンザスのことについて色々話してもらい、続いて全員が自己紹介。自分の名前をその国の文字を使ってホワイトボードに書き、加えて出身地の話しをした。サウジアラビアからの学生が多く、皆さん軍人や大学の先生をしながら長期休暇を取って学びに来ているのが印象的であった。

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Scott先生によるInside Listening & Speaking

2時間目はEugene先生によるVocabulary in Use(良く使う語彙)の授業。本日のテーマは旅行と移動に関する語彙。プリントを併用して様々な状況で移動手段に関する語彙を学んだ。こちらの授業を受けて気付いた最も驚くべきことは、最初はまず全員が自己紹介するのだが、Scott先生の時と同様、約30分後に先生は約10人いる学生の名前を全員覚えていたことである。こちらの先生方の生徒の名前を覚えるスピードの速さにはビックリした。

3、4時間目はTravis先生によるSSP(Structure、 Speaking Practice)。そのまま日本語に直すと「構文・スピーキング演習」といったところだが、日本の英語の授業でいうと「文法」であろうか。日本では英文法を日本語で学んだので、文法の授業を英語で初めて受けると最初全然ついていけない。すなわち、時制はtense、 現在形はsimple present、 現在進行形はpresent progressive、 過去形はsimple past、 過去進行形はpast progressive、 現在完了形はpresent perfect、 現在完了進行形は present perfect progressiveなのである。

授業では間に10分間の休憩をはさみ、clauses(節)について学んだ。節はコンピュータ言語でも出て来る文法用語であるが、Travis先生の定義はとてもわかりやすかった。すなわち、最も小さな単位は「letters」、 それが組み合わさったものが「word」、その組み合わせが「phrase」、そして最後が「sentences」である。Phraseとsentencesの違いは、文頭が大文字であるのが sentencesであるという定義、これには一本取られた気がした。


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