日本大学生産工学部 研究報告A(理工系)第52巻第1号
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─ 52 ─研究成果⑴ 末廣高明,三井和男:MASとTUIを用いた施設の最適な動線計画,第41回情報・システム・利用・技術シンポジウム,pp.242-245,2018年12月7日⑵ 末廣高明,三井和男:MASにTUIを実装した動線計画システムの構築,第58回日本建築学会九州支部研究発表会,pp.21-24,2019年3月3日⑶ 遠藤陽希,中澤公伯:日射量を最大化するファサード―日本橋問屋街における集合住宅開発―,第41回学生設計優秀作品展―建築・都市・環境―作品集,レモン画翠出版部,p.72,2018年5月14日平成30年度利用状況 このシステムは,1)3次元プリンター,2)レーザーカッター,3)感触を伴った操作で自由な3次元曲面をデザインできる入力装置,4)現実空間にある物体の立体形状をデジタル化する3次元スキャナーを有機的に連結して構成されている。アナログモデルをデジタル化して応力解析や熱解析などのシミュレーションに利用できるデータ形式に変換することや,修正の加わった形状を3次元プリンターによって出力し,実際にあらゆる角度から目視し手に触れて感触を確かめる等にこのシステムを利用している。また,アルゴリズムにより生成された形状を実際に3次元プリンターより出力することや,レーザーカッターでパーツを切り出し,組み立てることも行った。また,Rhinoceros等で作成した設計図をレーザーカッターより出力し,プロトタイピングに利用する等いわゆるリバースエンジニアリングを中心としたデザインとモノづくりに関する研究において複数の分野で活用している。しかしながら,このような機器の進化は急速であり,特に3次元プリンターの進歩は著しく,本システムの利用は徐々に減少しつつある。一方,レーザーカッターの利用は増加しているものの故障率が高くなっていて,研究利用が難しい状況にある。そのような状況下において,RhinocerosとGrasshopperによるプログラミング技術でモデリングを行い,ラピッドプロトタイピングによって作成した模型実験を行うなど一連の研究結果について論文としてまとめて投稿することができた。No.3設備・装置名 称リバースエンジニアリングシステム型 式3次元造形装置 Z450システム3次元測定装置 VIVIDシステム3次元入力装置 Free Form小型レーザー彫刻機 360XT-60システム使用責任者創生デザイン学科  三井和男購入年度平成22年度共同使用者創生デザイン学科  中澤公伯創生デザイン学科  木下哲人創生デザイン学科  中川一人

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