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JABEE

JABEE(ジャビー)とは

日本技術者教育認定機構は、(Japan Accreditation Board for Engineering Education)の頭文字でJABEE(ジャビー)と呼ばれています。

JABEEは、工農理系学科で行われている技術者教育プログラムの国際的な同等性を審査し、適切な教育プログラムを認定する外部評価機関で、1999年11月に設立されました。


JABEEが誕生した背景:技術者に求められる教育

かつて技術者は専門的な知識を有し、専門の分野にて研究を重ね、努力することが尊いとされており、我が国が世界でも有数な技術大国になりえたのは、こうした先人たちの努力の結果でした。

しかし、時代と共に世界や社会は大きく変化しています。ただ単に研究に没頭するだけでなく、それらの技術が世界や社会や環境にどのような影響を及ぼすのか、あるいは個人の研究だけでなくグループや組織での立ち位置を理解することなどが求められてきています。さらに国内だけの取り組みではなく、国を越えたグローバルな枠組みの中で活躍する技術者が求められています。

そうした時代背景の変化に対して、技術者を育成する教育機関にも大きな変化が求められています。とりわけ海外では「ワシントン協定」という技術者育成のための枠組みが動いており、単なる技術や研究の専門家ではなく、俯瞰的な視野を持った技術者の育成がなされています。

JABEEのウェブサイト
JABEE誕生の背景などが、詳細に解説されています。

こうした変化に対応し、日本でも国際的に通用する技術者を育成するプログラムとして誕生したのがJABEEという、教育プログラムの審査・認定を行う第三者機関です。

この技術者教育プログラム認定の目的は、教育の質を高め、わが国の技術者教育の基準に関して国際的な基準との同等性を確保することにあります。

すなわち、JABEEの審査を受け、要求する基準を満たしていることが認定されれば、その教育プログラムは国際水準にあることが認められたことになります。


生産工学部のJABEEへの取り組み

JABEEの認定を受けようとする教育プログラムは次の内容を含む学習・教育到達目標を設定し、それが達成されていることを示す必要があります。

以下は、JABEEが制定している「日本技術者教育認定基準」であり、(a)から(i)までの9項目を満たすプログラムを開発し、認定基準に基づく教育を実施しなくてはなりません。

  1. 地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養
  2. 技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、及び技術者が社会に対して負っている責任に関する理解
  3. 数学及び自然科学に関する知識とそれらを応用する能力
  4. 当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力
  5. 種々の科学、技術及び情報を活用して社会の要求を解決するためのデザイン能力
  6. 論理的な記述力、口頭発表力、討議等のコミュニケーション能力
  7. 自主的、継続的に学習する能力
  8. 与えられた制約の下で計画的に仕事を進め、まとめる能力
  9. チームで仕事をするための能力

日本技術者教育認定基準 pdf

日本技術者教育認定基準


上記の認定基準からわかるように、広く俯瞰的な能力が技術者に求められています。

このプログラムを学んだものは、専門的な技術力だけではなく、広い分野の知識やそれを応用する能力、さらには社会や組織に対応するデザイン能力やコミュニケーション能力を身に付けることができます。


JABEE認定コースについて

本学部では、電気電子工学科、土木工学科、応用分子化学科、数理情報工学科の4学科にJABEE認定コースが設置されています。
これらのコースは(a)〜(i)の内容を含む独自の学習・教育到達目標を設定しており、国際的に通用する技術者を輩出するための教育を行います。
それぞれのコース名称は以下の通り。

  • 電気電子工学科「クリエイティブエンジニアリングコース」
  • 土木工学科「マネジメントコース」
  • 応用分子化学科「国際化学技術者コース」
  • 数理情報工学科「情報工学コース」

※JABEE認定コースでは、JABEEの要求する基準を満たすために他のコースよりも指定(必修)科目が多くなっています。

認定ブログラム一覧
土木工学科「マネジメントコース」及び応用分子化学科「国際化学技術者コース」は2005年度、数理情報工学科「情報工学コース」は2006年度、電気電子工学科「電気・電子コース(現クリエイティブエンジニアリングコース)」は2010年度より日本技術者教育認定機構の審査を経てそれぞれ認定を受けております


国家資格・技術士の第一次試験が免除

我が国には、科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価またはこれらに関する指導の業務を行う国家資格として「技術士」というものがあります。

技術士資格は、科学技術に携わる技術者、研究者にとっては最も権威のある国家資格であり、一般的に技術資格を有するには、 「修習技術者」として、7年間の実務経験を行うか、あるいは「技術士補」の資格を有し、4年間の実務経験を行わなくては、技術士資格の最終試験を受験することはできません。

本学部のJABEE認定コースは文部科学大臣指定の教育課程として告知されており、そのプログラムを修了した卒業生は、技術士第一次試験が免除され全員が「修習技術者」となり、さらに一定の条件を満たして登録すれば、技術士補の資格を取得することができます。

JABEE認定コースは、「技術士」の国家資格取得のための、最も効率的な近道であると言えるでしょう。

公益社団法人 日本技術士会のサイト
技術士や修得技術者に関する詳しい情報が掲載されています


生産工学部だから、JABEE認定校を継続できる

JABEE認定コースは、若い技術者育成の最適なコースですが、このコースは一度認定されると永遠に続くというものではありません。日本技術者教育認定機構では、6年に一度コースの内容についての見直しを求められます。その見直しには、教育内容をPDCAサイクルを用いて自ら検証することが必須になっています。

PDCAサイクルとは計画(Plan)、実施(Do)、チェック(Check)、改善(Act)という4つの工程を、終わることなく回す(サイクル)ことです。ざまざまな教育プログラムを、社会背景や技術に進化に合わせて改善を行っています。

JABEE認定コース設置以来、ずっとプログラムを継続できているのは、技術者育成の俯瞰的視点を教育理念に持つ生産工学部ならではの取り組みです。

日本技術者教育認定機構から発行された認定証

生産工学部概要

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